2017年1月11日水曜日

善悪を知る木は、本物探しが紛らわしい。

善悪を知る木(=知恵の木=ユグドラシル)は、ホオノキだが、ホオノキは、似ている種がある為紛らわしい。
特に、オオヤマレンゲとホオノキの交配種のウケザキオオヤマレンゲは特に紛らわしい。

 フリーメーソンのシーボルトはユグドラシル(=ホオノキ)を探しに日本に来たのがメイン目的だったんでしょうねぇ。でも、ホオノキとミヤマレンゲのどちらがユグドラシルかわからなかったので、シーボルトは両者に自分の名前を残したのかもしれない。ホオノキは植林が難しい。故に、持ち出しには失敗したのかも。ホオノキは根が繊細である為、植替えが非常に困難。鉢植えのホオノキの苗を植え変える時は、繊細なガラス細工を扱うような慎重さが要る。そのくらいなら、種を地面に直撒きした方が後の処置が楽。

日本でホオノキは比較的全国的に生えているが、寒冷地の方が沢山ある。シーボルトは、間宮林蔵を使って蝦夷見聞録の作成に力を入れていたが、本当の目的は、地形の詳細よりもホオノキの植生を詳しく知りたかったのか?

ホオノキの特徴
・虫がつかないので、葉が虫に食われていない
・姿が直線的で背が高い。建材として優れている
・樹皮が緑がかった白っぽいグレー
・山で大きな葉を見つけたらホオノキと言われるくらい大きい。
 背も高く山で迷子にならないよう道標として利用されてきた。

ホオノキはミヤマレンゲとその交配種(ウケザキオオヤマレンゲ)のせいで、専門家もうっかり間違えるくらい判別が難しい。現在、新宿御苑の中央でホオノキとされる木はおそらくホオノキではない。何故なら、葉が虫に食われており、木が真っ直ぐ直線的に伸びていないから。
ホオノキは船の建材に出来るような真っ直ぐに伸びる大木である。↓これでは無理。
新宿御苑のニセモノ

この木に近寄ればわかるが、樹皮も黒っぽく色が明るくない。また葉っぱは虫が食っている。葉のサイズも小さい。しかし、花がよく似ている為、ホオノキ扱いされている。
同様に井の頭公園のホオノキと呼ばれる木も建材にするには真っ直ぐでない。
井の頭公園のノセモノ

普通、ホオノキは花に触る事は難しい。高木すぎて届かないから。しかし、この2本の木は低い位置に花をつける。

生命の木と言うと、みなさんは、↓こういう幹が太い横広がりの大木をイメージされるかもしれません。
でも、これはフリーメーソンによるミス・リードなイメージであって、実際の生命の木(=世界樹=ユグドラシル=知恵の木)はこのような木ではありません。
この間違ったミスリードが更なる間違ったミス・リードを呼び、トネリコ、オーク、菩提樹のような一見禍々しい感じの木が世界樹候補にイメージされました。
      トネリコ         オーク       菩提樹

ユグドラシルであるホオノキの本物が見たいなら、新宿御苑と井之頭公園は候補から外しましょう。ホオノキは↓こんな風にシュッと直線的に真っ直ぐ伸びる木なのです。
足下には敷き詰めたように落ち葉があります。ホオノキの下ではよく見る光景ですが、逆にホオノキの落ち葉が下草に紛れている光景はあまり見ません。これは、ホオノキが他の植物を駆逐する物質を出しているから。ホオノキの周りには下草が茂りにくく、その結果落ち葉が敷き詰められるような状態になる
ホオノキはこんな感じの木です↓。
 


ホオノキ
Magnolia hypoleuca Siebold et Zucc.  ホオノキ 標準
Magnolia obovata auct. non Thunb.  ホオノキ synonym
樹高:30m
樹皮:灰白色、きめ細かく、裂け目を生じない
葉:大きい20-40cm
花:大型、広葉樹で最も大きい。大人の拳くらい、上に向いて開花。
※強い他感作用(アレロパシー)を示す。虫がつかず、下草が生え難い。
 強い殺菌作用。
別名:ホオガシワ、オオガシワ、ホオバノキ関連リンク:その1

ウケザキオオヤマレンゲ
Magnolia x watsonii

大山蓮華(オオヤマレンゲ)と朴の木(ホオノキ)の交雑種。
樹高:約5~8m
幹:直立
葉:楕円形、互い違いに生える(互生)。
開花時期:5月-6月
淡い黄白色の大きな花を上向きにつける。
花径は12-15cm
花被片は9枚である。
淡い紅色の雄しべを上に突き出す。
花には強い芳香がある。
花の後にできる実は袋果の集合果である。

オオヤマレンゲであるにもかかわらず、
花の顔が上を向く
関連リンク:その1

オオヤマレンゲ
Magnolia sieboldii ssp. japonica
樹高:1~3m

ホオノキの花に比べて花の顔が下に向きます。
また低木であるため木自体が小さいです。

「大葉大山蓮華」は中国~朝鮮半島原産種で江戸時代に日本に渡ったもので、日本の木ではありません。低木である為鹿に食べられやすく、日本では数が少なく絶滅危惧種になっています。

オオバオオヤマレンゲが苗木として売られています。
オオヤマレンゲ・ミヤマレンゲ(深山蓮華)北朝鮮の国花になっていますが、ホオノキは日本原産ですが、ホウノキの方を大事にするべきでしたね。

ホオノキとウケザキオオヤマレンゲを見分けるのはかなり難しいです。
一番簡単なのは開花時期。
ウケザキミヤマレンゲ                 ホオノキ

花で見分けるのは個体差がありすぎて難しいですが、葉とセットなら違いが際立ちます。ホオノキの方が花に対して葉の比率が大きいのです。


その他紛らわしいとされる木

ハクモクレン
モクレン科のモクレン(ホオノキはモクレン科)花が咲いて生えてる姿は、ホオノキと間違え難い。が、名前を単純に「マグノリア」と聞かされ、この木と間違える事多し。何故なら、ホオノキはモクレン科(マグノリア科)だから。

トチノキ
森を歩くと葉の大きなのがホオノキなのだが、よく似た葉の木にトチノキがある。樹皮も似ており紛らわしい。
トチノキの葉ホオノキの葉
トチノキ掌状複葉:手を広げたように葉の根元がくっついている偽輪生:葉の根元が独立してバラバラになっている
ホオノキは神社の神事に冬芽が使われたり、重要であった事が文化に残っています。 北朝鮮では、ミヤマレンゲが国花になり、少し花の形が似ているムクゲも韓国の国花になっています。 つまり、人々の記憶が「ホウノキ」を重要視しているにもかかわらず、フリーメーソンがミス・リードを大事にさせたのです。

1 件のコメント:

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