特に、オオヤマレンゲとホオノキの交配種のウケザキオオヤマレンゲは特に紛らわしい。
フリーメーソンのシーボルトはユグドラシル(=ホオノキ)を探しに日本に来たのがメイン目的だったんでしょうねぇ。でも、ホオノキとミヤマレンゲのどちらがユグドラシルかわからなかったので、シーボルトは両者に自分の名前を残したのかもしれない。ホオノキは植林が難しい。故に、持ち出しには失敗したのかも。ホオノキは根が繊細である為、植替えが非常に困難。鉢植えのホオノキの苗を植え変える時は、繊細なガラス細工を扱うような慎重さが要る。そのくらいなら、種を地面に直撒きした方が後の処置が楽。
日本でホオノキは比較的全国的に生えているが、寒冷地の方が沢山ある。シーボルトは、間宮林蔵を使って蝦夷見聞録の作成に力を入れていたが、本当の目的は、地形の詳細よりもホオノキの植生を詳しく知りたかったのか?
ホオノキの特徴 |
・虫がつかないので、葉が虫に食われていない ・姿が直線的で背が高い。建材として優れている ・樹皮が緑がかった白っぽいグレー ・山で大きな葉を見つけたらホオノキと言われるくらい大きい。 背も高く山で迷子にならないよう道標として利用されてきた。 |
ホオノキはミヤマレンゲとその交配種(ウケザキオオヤマレンゲ)のせいで、専門家もうっかり間違えるくらい判別が難しい。現在、新宿御苑の中央でホオノキとされる木はおそらくホオノキではない。何故なら、葉が虫に食われており、木が真っ直ぐ直線的に伸びていないから。
ホオノキは船の建材に出来るような真っ直ぐに伸びる大木である。↓これでは無理。
新宿御苑のニセモノ
同様に井の頭公園のホオノキと呼ばれる木も建材にするには真っ直ぐでない。
井の頭公園のノセモノ
生命の木と言うと、みなさんは、↓こういう幹が太い横広がりの大木をイメージされるかもしれません。
でも、これはフリーメーソンによるミス・リードなイメージであって、実際の生命の木(=世界樹=ユグドラシル=知恵の木)はこのような木ではありません。
この間違ったミスリードが更なる間違ったミス・リードを呼び、トネリコ、オーク、菩提樹のような一見禍々しい感じの木が世界樹候補にイメージされました。
トネリコ | オーク | 菩提樹 |
ユグドラシルであるホオノキの本物が見たいなら、新宿御苑と井之頭公園は候補から外しましょう。ホオノキは↓こんな風にシュッと直線的に真っ直ぐ伸びる木なのです。
ホオノキはこんな感じの木です↓。
ホオノキ Magnolia hypoleuca Siebold et Zucc. ホオノキ 標準 Magnolia obovata auct. non Thunb. ホオノキ synonym | |
樹高:30m 樹皮:灰白色、きめ細かく、裂け目を生じない 葉:大きい20-40cm 花:大型、広葉樹で最も大きい。大人の拳くらい、上に向いて開花。 ※強い他感作用(アレロパシー)を示す。虫がつかず、下草が生え難い。 強い殺菌作用。 | |
別名:ホオガシワ、オオガシワ、ホオバノキ | 関連リンク:その1 |
ウケザキオオヤマレンゲ Magnolia x watsonii | |
大山蓮華(オオヤマレンゲ)と朴の木(ホオノキ)の交雑種。 樹高:約5~8m 幹:直立 葉:楕円形、互い違いに生える(互生)。 開花時期:5月-6月 淡い黄白色の大きな花を上向きにつける。 花径は12-15cm 花被片は9枚である。 淡い紅色の雄しべを上に突き出す。 花には強い芳香がある。 花の後にできる実は袋果の集合果である。 | |
オオヤマレンゲであるにもかかわらず、 花の顔が上を向く | 関連リンク:その1 |
ホオノキとウケザキオオヤマレンゲを見分けるのはかなり難しいです。
一番簡単なのは開花時期。
ウケザキミヤマレンゲ ホオノキ
花で見分けるのは個体差がありすぎて難しいですが、葉とセットなら違いが際立ちます。ホオノキの方が花に対して葉の比率が大きいのです。
その他紛らわしいとされる木
ハクモクレン | |
モクレン科のモクレン(ホオノキはモクレン科) | 花が咲いて生えてる姿は、ホオノキと間違え難い。が、名前を単純に「マグノリア」と聞かされ、この木と間違える事多し。何故なら、ホオノキはモクレン科(マグノリア科)だから。 |
トチノキ | |||
森を歩くと葉の大きなのがホオノキなのだが、よく似た葉の木にトチノキがある。樹皮も似ており紛らわしい。 | |||
トチノキの葉 | ホオノキの葉 | ||
トチノキ | 掌状複葉:手を広げたように葉の根元がくっついている | 偽輪生:葉の根元が独立してバラバラになっている |